重山教授の作品が「しまね景観賞大賞」を受賞

2015年11月27日
重山 陽一郎 教授が景観アドバイザーとして参加した『天神川水門』が、 第23回しまね景観賞において大賞を受賞しました。
しまね景観賞は、島根県内の魅力ある景観作りに特に貢献した建造物等に贈られるものです。
今回の応募件数は116件あり、その中から受賞物件11件中の大賞1件に選ばれました。

天神川水門
水門は夕日の名所として知られる宍道湖(島根県松江市)の天神川河口に位置し、宍道湖からの浸水を防ぐ目的で建設されました。水門の両端には市民の憩いの場である公園や県立美術館があり、付近一帯は「宍道湖景観形成区域」に指定されるなど、宍道湖畔でも屈指の夕日鑑賞スポットとして知られている場所。それだけに、水門は湖岸堤としての機能を損なうことなく、いかに周囲の風景に調和させるかということを念頭にデザインされました。
円筒を縦に割ったようなスタイリッシュなゲートを採用し、湖側からの景観を保つために管理橋をあえて湖側に設置するなど、周囲の環境に溶け込ますための様々な工夫がこらされたこの水門は、見事に宍道湖の夕暮れに調和しています。