五洋建設現場見学会

2016年2月10日
2016年1月20日、五洋建設による高知港三里地区防波堤のケーソン据付工事の見学がありました。
参加者は建築・都市デザイン専攻の3年生18名、4年生1名です。
本来、据付工事が行われるのはもう少し前の日でしたが、天候上の遅れによりちょうど現場見学の日に見れることができました。
防波堤工事の中でも一番気を抜けない据付工事現場を見学でき、とても貴重な経験になりました。

工事の目的は、今後起こる地震の津波に対して防波堤を延長することと、 粘り強さを向上させるために、既存の防波堤の基礎部分を拡張することです。五洋建設の方から、防波堤の構造や工事の工程などを教えていただきました。

実際に船に乗り、テトラポットとケーソン据付現場へ出発です!

1個80トンのテトラポットが並んでいます。
普段見るテトラポットよりはるかに大きく、圧倒されました。

次にケーソン据付の現場へ。
国内最大級の3700トン吊の起重機船でケーソンを曳航します。

起重機船自体に動力はなく、周りにいる3隻の船が曳航します。
据付の位置の確認はGPSや目視による測量などでおこないます。

ケーソンの重さは2,815トン!
しかし、海上に浮かばせて曳航するため中が空洞になっていて、後から砂を投入しコンクリート蓋をするそうです。
見学した学生は、
「海上工事は潮の満ち引きに合わせて、細かな時間を区切り工事計画をすることを知り、陸上で行われる工事とはまったく違うのだなと感じました。」
「海に行く機会があれば、防波堤の大きさや規模にも注目してみようと感じました。」
「間近で見るクレーン船は大きく、船というより人工島の様でした。」
「今回の貴重な経験のおかげで、マリコンのイメージが少し知ることができてよかったです」
ととても良い経験になったようです。
重要な工程でご多忙の中、現場見学の機会を提供してくださった五洋建設 様、ありがとうございました。