佐岡プロジェクト ボーリング調査見学

2016年7月29日(金)
今年度から指導した佐岡プロジェクトで、現地の地質調査のため株式会社相愛様に依頼し、ボーリング調査が行われました。
このプロジェクトは、システム工学群主催で、香美市土佐山田町佐岡地区を対象地域とした
「里山基盤科学技術の社会実装モデルプロジェクト」です。
本プロジェクトの目的は、科学技術をベースとした里山の再生手法と信頼できるコミュニティの拡大手法を現実の社会に実装することです。
建築・都市デザイン専攻では、道路・河川・古民家の改修方法について研究がすでに始まっています。

今回は、20m掘るということで、100m用のボーリング機械を出来るだけ軽量化して設置しています。

まずは、サンプリングとして50cmの土を採取し、ケースに入れていきます。

次に、標準貫入試験が始まります。おもりのついたハンマーを一定の高さから自由落下させ、鉄パイプを土中に30cm貫入させるのに
何回打ったか数えます。

下に石積みの基礎があったようで、先端の刃が欠けてしまいました。

次は、ドリルのように回しながら掘っていきます。
岩を削る速度がゆっくりなので、私たちには掘っているさまがわかりづらかったですが、
職人さんは長年の経験と指で感覚を読み取っていました。

岩をくり抜いて出てきました。摩擦熱で焼け白くなっています。触るととても暑かったです。

岩があるので、途中から左のダイヤモンド粒が入った先端器具を使って掘るそうです。

学生さんたちは、素材の違いを触って確かめていました。
今回はボーリング調査のほんの一部を見学しましたが、とても良い経験が出来ました。
ありがとうございました。