建築・都市デザイン専攻2年生 室戸を見学

2014年4月12日(土)、13(日)に「室戸青少年交流の家」で新2年生を対象にした、室戸市の吉良川地区とジオパークの見学が行われました。参加者は39名、引率4名。
見学初日は地元のガイドさんから台風の多い室戸(吉良川町)の風土や、風土にあわせて作られた建造物などについて説明を受けました。吉良川地区は、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されており、古い街並みが残っている所です。上の写真は「水切り瓦」といって、強い雨風などから壁面を守るための庇が幾重も設えられています、壁面には漆喰が施されています。
「いしぐろ」とよばれる石垣は、台風等の強風や雨などから家屋を守るために作られました。石を半分に割り積み上げられています

夜の研修に室戸ジオパーク推進協議会の柚洞一央氏の講演を聞き、グループに分かれ、明日の研究ルート等について検討しました。講演後のグループ活動計画について、柚洞氏にいろいろ質問しました。

2日目はあいにくのお天気でしたが、グループに分かれ室戸ジオパーク等を見学し、午後の発表に必要な資料を収集しました。ジオパークでは、何年もの歳月をかけて自然が作り出した美しい地形や地質を見る事ができました。下の写真は、灌頂ケ浜付近です。

見学のあとは宿舎にもどり、いよいよグループ発表の準備です。
何を題材にするか悩み中・・・

そして、グループ毎に発表。

発表内容は室戸市の「風土」「食べ物」「建造物」についてなど多種多様でしたが、どれもみなさんの仲の良さが伺えるものでした。このような見学会は、1998年から始まり、巡検及びグループ活動をすることにより、建築系学生としての自覚を持ち仲間と親睦を深めることが目的です。1泊2日と短い旅でしたが、目的を達成されたようです。