地理情報システム

2015.07.16

地理情報システムは、地球上の様々なデータをコンピュータの中で図形・数値・文字を使って表現し、解析するものです。この授業の最終課題は、受講者の設定した場所が、どのような立地条件となっているか、評価をすることです。

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まずは、地図をコンピュターで表現する手法について学びます。

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地球上で位置を表すのには、緯度経度が一般的ですが、地図の場合は距離を単位とする直角座標が一般的です。これらをうまく連携させるための理論と仕組みを理解してもらいます。地図って奥が深いんです。

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利用しているソフト

Google MapやYahoo Mapは、デジタル地図の代表的なアプリで、多くの人が使っていますが、解析は出来ません。
この授業では地理情報システムのソフトとしてQGISというフリーウェアを用います。

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様々なデータの活用

教材として利用しているデータは、道路情報や家屋情報、人口データなどで、国土地理院・国土交通省・総務省が提供しているものです。これらを使うと、どんなところで人口が増減しているか、一目で分かります。

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土地被覆の状況

JAXAが提供している人工衛星「だいち」のデータを用いて土地被覆の状況を推定します。赤い部分は、市街地のようです。

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各自のよる地図づくり

モニタ上に様々なデータを分かりやすく表現していきます。自分独自の地図を作ることが出来ます。

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作業風景

使っているデータは、受講者全員同じです。なのにそれぞれ個性溢れる地図に仕上がって行きます。
地図づくりもセンスが要求されるのです。

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評価

最終的には、単なる地図ではなく、解析結果を表現するものとなります。さて、自分の設定した場所はどんな評価だったのでしょうか?

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最後に

地理情報システムは、土地に関する評価だけでなく、様々な機関で多くの問題解決のために利用されています。
この授業を通して、地理情報システムに大きな可能性を感じてもらえたでしょう。