構造と意匠

2014.10.10

大学の吹き抜けを1またぎにする、長さ5mの橋をつくりました

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この橋は新豊橋の1/20模型です。新豊橋は東京都の隅田川に架かる橋で、2007年に完成しています。土木学会デザイン賞を受賞した、とても美しい橋なのです。

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薄い材料のデザインを学ぶ

模型の材料は2mm厚の紙(スチレンボード)です。模型全体では5mもあるので、2mmというのはかなり薄いのです。そのような薄い素材で大きな構造物を作り上げるための技術について、簡単な模型を作ったりしながら勉強します。

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高欄を製作

高欄は、繊細な部品なので特につくるのが大変です。柱の部材は厚さが0.5mmぐらいしかなくて、それが100枚以上あるので、根気が必要です。みんなで励ましあって、がんばりました。

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細かい部品を組み合わせてあります

薄い材料が反ったり歪んだりしないように、細かい部品を組み合わせてつくります。本物の橋と同じつくり方です。

ほぼ完成

作業部屋の中で全体が組み上がったら、足場になっていた橋の下のテーブルを抜いてみました。橋の両端だけで支えられた状態です。

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橋の下

きれいな橋は、桁下から見上げたときが美しいのです。

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本物

こちらが本物の新豊橋

模型

こちらが模型。あたりまえですが、そっくり

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吹き抜けに架橋して完成

大学の広々として深い吹き抜けに、橋を渡して完成です。みなさん、お疲れ様でした。

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