建築デザイン演習

2014.8.1

ここにしかない建物の提案。

自分のアイデアを求められます。

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建築デザイン演習は3年生の講義です。この時期までに建築設計の一通りの技術(製図、CAD、建築模型、プレゼンテーション)を学んだ学生が、さらに大規模な建物の設計に挑戦します。課題は主に集合住宅の設計になります。最初に五戸の集合住宅課題「自然の中にある集合住宅」を行い、引き続き、二十戸の集合住宅課題「都市の中にあるSOHO型集合住宅」に取り組みます。単なるマンションではなく、「集まって住む」ことの長所を生かした提案が求められます。


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講義の風景。

まず、課題について、テーマや狙い、設計条件などが設定されます。課題を考えるために必要な事項や類似事例、その他の設計手法について解説します。

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課題は大変ですが、面白い。

課題に対して、自分なりのアイデアを考え、自分のデザインを構想することが重要です。
課題は大学内のWS室か自宅で行います。何度もスケッチをし、模型を作り、自分のアイデアを作りこみます。時として学生同士で議論をしたり、アイデアを共有したりします。

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これが私のアイデア。

自分のアイデアをA1サイズ2〜4枚にまとめます。図面は美しくレイアウトします。

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中庭のある集合住宅。

パースを描きます。自分のアイデアを. どのように伝えればよいのか考えます。

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プレゼンテーションの風景。

講評会は課題提出の翌日行われます。講評会では、皆の前で自分のアイデアをプレゼンテーションします。わかりやすく伝えることも重要です。自分のアイデアとどこが違うのか?他の学生のアイデアに耳を傾けます。

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学生自らのアイデアで。

自分のアイデアを他人に向けてわかりやすく、説明します。学生からの質問に答えている様子です。建築デザインでは、こういったやり取りが重要です。

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教員による講評。

担当教員による個別講評です。図面に見える付箋はコメントと項目毎の評価が記入されています。どういうアイデアなのか、それをどのように建築デザインにしているのかについて問われます。

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時には厳しい指摘も

基本的には評価が高い人がプレゼンテーションを行いますが、時にはうっかりミスが指摘されることもあります。真剣勝負の場です。

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講評会後の風景。

講評会では指摘できなかった事項について、より詳しく聞きたい学生とのやりとりです。評価している点、評価できなかった点を伝えます。

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今後の糧に。

次回の課題に生かすべく、自分の提出物を見つめ直します。