コンストラクションマネジメント特論

2016.11.25

建設プロジェクトにおける契約管理演習

工業団地造成工事を題材に,当初契約条件からの条件変更による影響を分析し、発注者と受注者がどのような行動をとるべきかのグループ演習を行っています。

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演習においてはまず発注者と受注者からなる2名一組のグループを作ってもらいます。各グループに当初契約における契約条件、図面、数量、工事内訳書、工程表を示し、これを代表的なプロジェクトマネジメントソフトウェアであるMS-Projectに入力してもらいます。その後、①用地取得の遅れ、②表土はぎ工事の遅れ、③想定外の地盤条件の発生、といったイベントが発生したというシナリオのもと、工程や工事費の変動を分析し、ソフトウェアに入力していきます。その結果と契約条項に基づき、受注者側は追加費用や工期延伸の請求を行います。発注者側はその請求根拠、追加費用や工期延伸が適切であるかを検討し、受発注者間協議を行い、その結果を発表してもらいます。

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当初契約内容の説明

当初契約内容についての説明を聞いているところです。

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分析と受発注者間協議

ソフトウェアを使った分析、請求根拠としての契約条項の確認、受発注者間の協議を行っています。