まちづくり計画

講義の目的

今という時代は、多面的な方向に身を開き、どんな問題にも付き合う態度を覚悟すべきです。時を逸さず重要と思われる諸問題、諸観念を批評しつづけることは、時代と共に歩もうとするかぎり回避してはならないと思います。しかしこれは、時代とむき合うのであって、「流行」とつき合うものではありません。時代の根本動向を見抜くことです。
 「《まちづくり》とは何か」と問われて,簡単に答えることは,なかなかとむずかしく、また、《まちづくり》に関わるテーマは多岐にわたり、かつ、総合的・相互補完的です。
 そこで、ここでは,比較的広範に「住民参加」「環境施策」「中山間地域」「住民市街地」「商店街」「景観」「福祉」等々、15のテーマを設定し、それらのエポックメーキングな出来事や最新の話題・思潮を理解することを目的としています。


学生参画型の講義の実施
 講義は、以下のように進めています。
1.テキストは、15章で構成されており、各回のテキストの部分(章)を予習(その部分を読み、さらに、そこで書かれている事柄で疑問に思ったこと等は、インターネット等で調べるなど)し、その上で、疑問に思ったことで、一つに絞り、質問票として、講義の前日に提出します。
2.提出されていた質問の中から、代表的な質問表や重要だと思われる質問票、誤解している質問票を、私が選出します。
3.各章の各節(コラムを含み、1回目を除き39ある)ごとに、その概要を学生(あらかじめ決定)がパワーポイントで発表します。
4.その後、選出した質問票をOHCに投影し、その質問票を書いた学生に読んでもらい,その質問に対し,用意した資料を用いて答える形式で進めます。
5.テーマによっては、そのスペシャリストをゲスト講師としてお招きしています。「《まちづくり》とは何か」と問われて,簡単に答えることは,なかなかとむずかしく、また、《まちづくり》に関わるテーマは多岐にわたり、かつ、総合的・相互補完的です。
そこで、ここでは,比較的広範に「住民参加」「環境施策」「中山間地域」「住民市街地」「商店街」「景観」「福祉」等々、15のテーマを設定し、それらのエポックメーキングな出来事や最新の話題・思潮を理解することを目的としています。

大谷英人,2011,まちづくりを考える36の話,NPO法人高知まちづくり支援ネットワーク

本講義は、上記をテキストとして使用しています。

章の各節の要約を学生が発表しているところ



質問票を書いた学生が質問票を読んでいるところ①

質問票を書いた学生が質問票を読んでいるところ②



私が質問に答えているところ

この日は、「福祉とまちづくり」、ゲスト講師としてNPO法人福祉住環境ネットワークこうち理事長の笹岡和泉さんにおねがいしました。