建築設計論

建築として新しい形を提案する


建築設計論は修士課程の講義です。これまで学部では建築とは形だけではない様々な論理から成り立っていることを学習してきました。ここではそれらの知識を踏まえた上で、さらに建築としてそれでも新しい形を生み出すことに挑戦します。課題はまず、創造的なモデルの提案をすることから始まります。建築には原理的なものあるいは原理的なイメージが存在するのか?から始まり、画一的ではない柔軟な原理とはどういったものか提案します。新しい幾何学、生物的な幾何学、自然現象的な幾何学などをベースに考えます。キーワードは自己組織化する形です

新しい形をスタディする。

建築デザインでは新しい形を生み出すことは困難です。今までに見たことのない建築。


皆でディスカッションをしながら・・・

各自の提案に出席者がそれぞれ質問コメントします。提案者はその質問に答えたり、反発したりしながら、自分の形を作り上げていきます。


螺旋を生かした形を重ね合わせる

一見難しい形でもどこをどうすれば実現可能かを考えます。作りやすい形ではない、価値のある表現。
形そのものの他に内部に現れる空間が重要です。


アーチと交差する部材

後半はこのモデルから出発し、これに適した建築を考えます。モデルではなく実現可能性を見据えながら、新しく敷地とプログラムを考え、建築の提案として表現します。