第二夫婦岩橋は、八幡浜市から宇和町へ至る途中にある、鉄筋コンクリートアーチの鉄道橋です。この橋の完成によって、国鉄予讃線が全通したということです。

 

竣工は1945年(昭和20年)6月20日。終戦の2ヶ月前ですね。戦時中の物資不足で、なかなか工事が進まなかったのだそうです。

国鉄第二夫婦岩橋

1945

愛媛県八幡浜市

この橋の橋脚は、上部が四角形ですが、下部に行くに従って丸くなります。川の中の橋脚なので水の流れに配慮して丸くしたのだと思います。

型枠の形をどうやって決めたんでしょうねぇ? 川底から上部まで足場を組んでおいて、下端の円形と上端の四角形を結ぶ水糸を張ったんでしょうか?

アーチリブとスパンドレル(面壁)の境には、スリットが入っています。意匠を考えて入れてあるような気もするんですが....

遠くから見るとよく分かりませんね(^^;)

ちなみに、夫婦岩橋という名前は、この端のすぐそばに夫婦岩があるからです。

構造:RC造

延長:49.5m

施工:溝口組

竣工:1945年(昭和20年)

INDEX


三瓶隧道

1917



 

国鉄第二夫婦岩橋

1945

 

千賀居隧道

1905

 

明治橋

1930

 

美名瀬橋と旧東洋紡績赤レンガ倉庫

1933

 

旧川之石浦庄屋二宮家住宅石塀

江戸期

 

赤ヒゲ橋

明治期

 

八幡浜第一防空壕

1941

 

宮内川青石護岸

昭和初期