八幡浜市保内町は、かつて銅鉱山や海運、宇和紡績(現在の東洋紡績)などの産業でたいへんに栄えたところで、四国で最初に電灯が灯ったところとか、愛媛県で最初に第二十九国立銀行(現在の伊予銀行)ができたところとか、いろいろすごいんですが、町を流れる宮内川の護岸もスゴイです。

 

宮内川青石護岸

昭和初期

愛媛県八幡浜市

地元で産出する青石(緑泥片岩)を矢羽根積みにしてあります。谷積みと同じような積み方ですが、石が細長いのが特徴ですね。

残念ながら青石の護岸は右岸側だけで、左岸側はコンクリートなのですが、左岸側の道路がボードウォークになっていて、青石護岸を眺めながら散歩ができます。

かつては舟運が盛んだったところで、いまでも川に降りる階段などが残っています。

構造:石造

竣工:昭和初期

INDEX


三瓶隧道

1917



 

国鉄第二夫婦岩橋

1945

 

千賀居隧道

1905

 

明治橋

1930

 

美名瀬橋と旧東洋紡績赤レンガ倉庫

1933

 

旧川之石浦庄屋二宮家住宅石塀

江戸期

 

赤ヒゲ橋

明治期

 

八幡浜第一防空壕

1941

 

宮内川青石護岸

昭和初期