コンクリートは、エージングの評価が難しい素材です。
写真の車止めは、時間の経過によって、骨材が洗い出され、全体に黒ずんで、落ちついた良い雰囲気になっています。

神奈川県横浜市・馬車道

新品の車止め　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　古い車止め
　　　

しかし、カビや汚れがマイナスに働くことも良く見受けられます。

このサインは、本体がコンクリート、版面は陶器でできています。
周囲の鬱蒼とした古城跡の雰囲気と、カビの生えたコンクリートが調和し、それが、陶器の版面を引き立てています。コンクリートのカビも使い方によっては、プラスに働くこともあります。

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高知工科大学工学部社会システム工学科　重山陽一郎　shige@infra.kochi-tech.ac.jp