講義の概要
建築は立体物であり、とりわけその内部に空間があることに大きな特質があります。建築の設計は立体とその内部にある空間を計画することに他なりません。
この講義では、まず、図学基礎として、立体の射影と切断について学び、その後、住宅規模の小建築の三面図(平面図、断面図、立面図)やその立体表現である透視図、アイソメトリック、アクソノメトリック図法について学びます。
次いで2次元cadの作図技法の基礎を学び、cad特有の製図の特質について理解します。
最後に応用課題として、各自が好む建築空間設計を行い、スタディモデルやスケッチ作成を通して建築設計手法の基礎を学ぶとともに、その三面図化や立体表現化を2次元cadにて行います。最終的にはプレゼンボードにまとめあげ、総合的な設計図書として完成させます。
教室について
最初は手書きの図面からです。教室はK203です。
第7回からはパソコンで図面を描きます。教室はC1-WS室です。
Step2の課題の図面について
- 初回の講義で図面を配布します。初回の講義に参加できない場合は、重山に連絡してください。
教科書について
- 教科書「 やさしく学ぶSketchUp 」2800円(税別)は8月末から売店で販売中です。
質問へのサポートについて
- 講義中は修士の学生がTA(ティーチングアシスタント)として、質問に対応します。質問のある方はWS室に来てください。
- ★★★必ずマスクを着用してください★★★
- 自分のパソコンで作業している方はパソコンを持参してください。あるいはスケッチアップのデータを2016年バージョンで保存してUSBメモリなどで持参し、WS室のパソコンで開いてください。
Slackについて
Slackはオンラインコミュニケーションシステムです。景観デザインでも利用しました。この講義でもこれを活用します。
- 最初の講義で、Slackへの登録方法を指示します。初回の講義に参加できない場合は、重山に連絡してください。
- 例年は毎回の講義の始めや講義中に、注意事項の解説などを行いますが、2020年度はその内容をSlackでも公開します。
- 各課題の提出もSlackへ提出してもらいます。
GoogleドライブとYouTubeのアカウントについて
Slackへの課題の提出は、画像ファイルや3次元CADのファイル、動画を提出することになります。その際にGoogleドライブやYouTubeを利用しますので、無料のGoogleアカウントが必要になります。