■Illustratorの基本
□RGBとCMYK
注意しなければならないことは、この2つの色空間では、表示できる色がかなり異なるということです。CMYKでは、鮮やかな青や緑、蛍光色などが表示できません。ワープロなどで青や緑の色をつかってプリントすると、全く色が変わって愕然とします。
Illustratorでは、RGB,CMYKの両方をサポートします。書類ごとにどちらを使うか選ぶことができます。下のMovieでは、上の書類がCMYK、下の書類がRGBです。両方の書類で同じ色(青と緑)を指定して塗っていますが、異なる色で表示されています。
下の画像を印刷すると、上のような色になってしまいます。
この演習では、Illustratorでは、原則としてCMYKカラーを使って作業をします。
パソコンとインターネット全盛の時代ですが、まだまだ紙を使うことも多いのです。たとえオンラインのプレゼンテーション資料を作成しても、見る側がプリントすることも多く、そうした時に、まったく色が変わってしまうことを避けるためにも、CMYKカラーをお勧めします。
しかし、そうはいっても問題もあります。例えば、Form-ZはCMYKをサポートしていませんから、レンダリングの時の空の色をRGBカラーで真っ青に指定すると、印刷したときに暗い色に変わってしまいます。空を暗くするわけにも行きませんから、薄い青にすることで解決します。
印刷をしないことが明らかであれば、このような制約は関係ありません。