-空間データベース−
GISを使って町を探る GISは位置情報を扱った空間解析の技術ですが、データベースとしても重要な技術です。そこで、GISデータベースが具体的にどのように使われているのか、1つの簡単な実践例を紹介します。下に図は、空間分解能1mの人口衛星「IKONOS」より撮影した土佐山田町の衛星画像です。この画像データをもとに、GISによって簡単な土佐山田町の地理データベースをつくります。 |
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建物/道路データの作成 町の現況を探る場合、一番重要なのが建物のデータと道路のデータです。これらをいちいち現況調査して紙の上に書いていたのでは大変な時間と労力が必要となります。しかし、IKONOSのような空間分解能1mの衛星画像があれば建物や道路の判別が容易で、そこからGISツールによって建物や道路のデータをつくることができます。 |
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上の図のように、GISツールで線や多角形で建物や道路を描いていきます。
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データを重ねて表示 作成したデータは同じ地理座標にあるので簡単に重ね合わす事ができます。衛星画像と重ねて表示するとさらに分かりやすくなります。あとは、作成したデータに面積や周長などを計算させたり、建物種別や世帯の情報などを入力していけば、土佐山田町の地理情報データベースとなります。 |
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多角形に情報を詰め込む 建物データをつくるときに描かれた多角形をポリゴンと言います。そこには、様々な情報を詰め込む(付随させる)事ができます。一度入力してしまえば、家屋をクリックするだけで即座にその家屋についての情報を得る事が可能になり、また、データの更新も格段にし易くなるのです。 |
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