データ変換


  • データは,様々な形式(フォーマット)で納められている.例えばWindowsで扱うことのできる主な画像形式は,TIFFやBMPと呼ばれるものであり,ホームページなどHTMLで扱うことの出来る主な画像形式は,GIFやJPEGと呼ばれているものである.さらに,CAD等で扱われるベクトルデータも様々な形式のものが有り,DXFはその代表的なものである.IDRISIでは,直接それらのデータを扱うことはできないが,データ変換をすることによって可能となる.まず,その変換方法について解説する.
  • 「File」メニューの中の「Import/Export」を選択する.すると,様々な画像フォーマット変換メニューが現れる.
  • TIFF形式のものを変換するには「Import/Export」メニューの中の「Desktop Publishing Format」の「TIFIDRIS」を選択する.するとさらに変換パラメータを入力するウィンドウが開く.
  • Input TIFF file」には,変換したいTIFFファイル名を「Output image」には,変換後のファイル名を書き込む.
  • TIFF形式からIDRISI形式に変換するときは,「.TIF to idrisi」のラジオボタンにチェックマークを入れる.
  • パラメータを入力後,「OK」ボタンを押せば,変換が始まる.
  • 注意:変換されるファイルが,RGBの3つのチャンネルを持つカラー画像の時は,変換によって1チャンネルづつ3つのファイルが作成される.したがって,IDRISIでは,変換しただけでは各チャンネルのモノクロの画像しか表示されない.カラー画像として見る場合には,カラーコンポジット画像を作成しなければならない.
  • この他,様々なデータ変換の機能がある.ベクトルデータの代表的なフォーマットであるDXFファイル等も変換可能である.変換の方法は,先に解説したTIFFファイルの変換手法とほとんど同じであるため,ここでは特に解説しない.詳しくはオンラインマニュアルを参照すること.