カラー合成
- データ表示の項でも述べたように,IDRISIではRGBのカラー画像も1チャンネルづつのファイルで処理される.したがって,そのままの状態ではカラーで表示できない.カラー表示をするためには,あらかじめカラー合成ファイル,つまりRGBのそれぞれの画像ファイルを作成しておかなければならない.IDRISIは,このRGBファイルを256色で表現したり,24bitのフルカラーで表現したりする機能を持つ.
- 「Display」メニューの「COMPOSIT」選択する.すると「COMPOSIT」ウィンドウが開く.
- 「Blue image
band」:青色に割り当てる画像ファイルを入力する.
- 「Green image
band」:緑色に割り当てる画像ファイルを入力する.
- 「Red image
band」:赤色に割り当てる画像ファイルを入力する.
- 「Output
image」:出力画像名(カラー合成後の画像ファイル名,新規ファイルとなる.既存のファイルと重複しないように注意.)
- 画像の濃度変換が必要な場合は,「Contrast
Stretch type」を選択する.各変換法は濃度変換のページを参考にすること.
- Simple Linear:線形変換
- Linear with saturation
point:パーセントを利用した線形変換
- Histogram
Equalization:ヒストグラムの平滑化
- 24bitのフルカラーで表示したい場合は,「output
type」をCreate 24-bit composite を選択する.
- すべてのパラメータを入力し,「OK」ボタンを押せばカラー合成が始まり,合成後の画像が表示される.もし,合成後の画像で満足が行かない場合には,RGBの各ファイルやパラメータを変更し,再度合成を行う.