Arc MAP(GISソフト)

フィーチャファイルの作成


基本的に地図上における地物表現は点と線と面で表現される。 ArcMapにおいてこれらの情報はフィーチャファイルというデータを用いて表現される。 フィーチャファイルはshpという拡張子のファイルである。このshpファイルの作成はArc Catalogで行える。

shpファイルの作成には主に二通りの方法がある。一つは点、線等の情報を全く持たない空のファイルを作成する。 これはArc Catalog上で任意のフォルダ内で右クリックを押し、"フィーチャークラス作成"という項目を選択すれば良い。 選択したのならば専用のウィンドウが開くので、そこで保存する場所や座標系を設定する。 又、shpファイルが独特なのは点、線、面の情報は同じファイル内で扱えないということである。 よって、ファイル作成の段階でどういった情報を取り扱うのかを設定する。 これはウィンドウ内に選択ボックスがあるので、その中から"Point" "Polyline" "Polygon"のいずれかを選択する。 それぞれ点、線、面を意味する。

こうして空のshpファイルを作成したのならば、ArcMapでこのファイルを開き、編集することで情報を付加していく。 編集に関しては他項目を参照。

もう一つの方法はあらかじめ座標情報を持ったファイルを用意しておき、それを変換するという方法である。 この用意するファイルとはDBFというファイルフォーマットである。これはMicrosoft Exelで簡単に作成できる。 例えば、Exelにおいて(X,Y,Z)の座標を一列に並べたデータを作成する。

これを"名前を付けて保存"コマンドから"DBF IV"というフォーマットを選択して保存する。 そして、このファイルをArcCatalog上で右クリックする。そうすると"フィーチャクラス作成"という項目があるので、その中から""を選択する。 そうするとshpの設定ウィンドウが開く。後は、それぞれのどの列が(X,Y,Z)に相当するのかを設定し、保存場所、座標系も設定する。 以上で変換処理が行われるので、ArcMapで開いて確認してみると良い。

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