3.操作方法

1) 基準点にTOPCONのGP-SX1を設置

@基準点にGP-SX1を設置
   ・必ず基準点からアンテナの高さまでを測っておく。

Aすべての機材をセッティングしたら、FC-7の緑色の電源スイッチを入れる。
   電源ONの後、次の画面が表示される。

B「1 プログラム実行」を選択し、ENT(エンター)を押すと次の画面が現れる。 「1 GPSカンソク c」を選択し、ENTを押す。

Cしばらくすると次の画面が現れる。 キネマティック測量の場合は「3 キネマティック」を選択してENTを押す。

D「2 高速スタティック」を押すと「観測モード選択」の画面が現れる。  観測に応じて観測パターンを選択する。 またこの選択パターンは予め自分で設定することが出来る。 4級を選択する場合は、1を押してエンターを押す。

Eつぎにレシーバ設定の画面が現れる。基準点においた場合は 1.固定局側 であるので、1を押してENTを押す。

F次ぎの画面が現れたら、測点名とアンテナ高を入力する。そしてひとまずそのままにし、移動局に設置したFC-7の設定を行う。

 

2)移動点のFC-7設定

@同様に移動点の1点目の測点にアンテナに付けたポールのFC-7を設置する。 アンテナの高さは、地面からアンテナまでを測る。(忘れずに!!)

Aすべての機材をセッティングしたら、FC-7の緑色の電源スイッチを入れる。    電源ONの後、次の画面が表示される。  

B「1 プログラム実行」を選択し、ENT(エンター)を押すと次の画面が現れる。 「1 GPSカンソク c」を選択し、ENTを押す。

Cしばらくすると次の画面が現れる。 キネマティック測量の場合は「3 キネマティック」を選択してENTを押す。

D次の画面が現れる。  観測に応じて観測パターンを選択する。 またこの選択パターンは予め自分で設定することが出来る。 4級を選択する場合は、1を押してエンターを押す。

E次の画面が現れたら、2の移動局側を選択しENTを押す。

F次の画面で、側点名とアンテナ高を入力する。これで両方の設定は終わり。次に受信機の初期化を同じに行う。

 

3)受信機初期化

@ 両方のFC-7の画面のENTを押すと、初期化確認のメッセージが出てくる。メッセージに従い、固定局側と移動局側同じに開始する。

A初期化中の画面は次ぎのようになっている。 残りエポックは観測パターンに設定された「記録間隔」「初期化時間」によって異なる。 衛星からのデータを受信する度に、1エポックずつカウントダウンされる。 固定局側は、直ちにキネマティック観測に入る。

B移動局の初期化が終わると終了したという画面が表示される。初期化に使用した一点目の観測点は初期化の段階で観測が終わっているので、ENTを押してアンテナの移動を開始する。  移動局の移動中の観測画面は次ぎの様になっている。

C測点を観測する場合は、ENT測点観測を押す。ENTを押すと測点観測の画面に変わる(下の図)。その場所で、観測パラメータで設定した「観測時間」の時間分止まり、測点の観測をする。

D測点観測が終了すると、画面に終わった表示が出るので、ENTを押し次の測点までアンテナを持って移動をする。

 この手順を繰り返す。

 

4)移動点の観測終了

@ 初期化した場所まで戻り、測点観測を行う。

 

A 測点観測が終了すると画面に終わった表示が出るのでENTを押して移動中の画面に戻し、Cの観測終了を押す。

B 画面に出てくる指示に従い終了をする。終了方法は静止測量や高速静止測量と同じ。

 

5)固定局の観測終了

@Cの観測終了を押し、移動局と同じように観測を終了させる。