-高さと基準-
地球の表面にはかなり複雑な凹凸があります。地球の地殻運動によって造られた海溝であったり山脈であったりします。2次元の地図などでは自分の平面的な居場所がわかれば十分ですが、地球という3次元空間においては、どんな場合でも高さというものが重要になってきます。例えば、道路や橋梁、家屋などの工事には精密な高さの計測が必要です。しかしながら、この高さというものはかなりくせものなのです。 |
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高さと標高の違い 高さという言葉は色々な場合に当てはまります。例えば、山の高さ、ビルの高さ、木の高さ等のように使われています。しかし、これらはかなり曖昧な表現と言えます。それに対し、標高(または海抜)とは水準面、水準点といったはっきりとした基準から計測される高さの表現であり、厳密な意味で使われます。 |
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水準面と水準点は高さの基準 標高は海面からの高さで表してます。しかしながら、実際には海面の高さは場所によって違います。そのため、日本では東京湾の平均海面(潮の満ち引きを測った平均)を水準面とし、そこの高さを0mとして各地の標高を決めています。また、日本全国には、水準点というものが設けられています。これは、精密な測量によってすでに標高がわかっている点であり、一定の密度で設置されています。 |
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