第十三回 測量コンテスト
第十三回 測量コンテスト
2018年8月26日 於:高知工科大学
後援
国土交通省 四国地方整備局
国土交通省 国土地理院 四国地方測量部
日本測量協会 四国支部
総合優勝
京都工学院高等学校 シビルクラブ チーム Lore
技能賞
京都工学院高等学校 シビルクラブ チーム Water
敢闘賞
高知工科大学 A
精密機器使用部門
自作機器使用部門
アイディア賞
高知工科大学 B
努力賞
高知工業高等学校 T’
今回のコンテストにおける最確値 0.7030 m
審査員
東京大学 名誉教授 村井俊治
国土地理院 四国地方測量部 小室勝也
測量技術センター 四国支所長 後藤清
今回は,久しぶりに高知工科大学香美キャンパスのグランドで開催しました.
今回は,精密機器部門8チーム,自作機器部門2チームでの戦いでした.今年は,参加機関が2高校,1大学と非常に少なく,寂しい状況でした.
今回のテーマは,グランド脇のシンボルタワーに設置されている時計の中心軸先端と短針の先端の長さを測ることです.今回初めて動く対象物の長さを測ってもらいました.短針は,動いているだけでなく,長針の下側で回っていますので,長針の後ろ側に短針が隠れてしまう場合があります.この点も考慮しながら測る必要があります.
精密機器部門では,シビルクラブLoreとシビルクラブWaterのチームの精度は,約1mmでした.しかしLoreチームの値が最も最確値に近い結果だったため,総合優秀となりました.
自作機器部門では,高知工科大学のチームが塩ビ管を調達し,その中に水を入れて水平面を作って測る戦術を用いていました.大掛かりな仕掛けだったため,3回分の測量結果が必要なところ,2回分しか最確値を出せなかったことが問題でした.高知工業のチームは,スマートホンと巻き尺を利用した単純な測り方でしたが,何十回も測って最確値を求めようという手法で,努力賞が授与されました.
審査員の先生方からは,「測量は非常に古い学問でありながら,現在も技術が進歩している重要な分野なので,しっかり学んでほしい」とコメントしてくださいました.今回の測量コンテストで得たことを社会に出ても大いに生かしてほしいものです.
次回は,さらに難易度をアップさせたいと考えています.個性豊かなチームの出場を願っています.
共催
高知県建設系教育協議会
長さを測る