景観デザイン > 課題1「スケッチを描く」の説明
課題1「スケッチを描く」
まず牛乳パックを描いて2点透視図の基本を学びます。次に建物を描いて腕を磨きます。
課題の目的
課題の目的は、スケッチを素早く描けるようになることです。「素早い」ことが「上手い」ことより重要です。美しいパースは、CADを利用して描くことが多いですが、これには少々時間がかかります。一方、素早いスケッチは、打ち合わせや議論の時に重宝します。
景観デザインの仕事は、1人ではできません。非常に多くの人の共同作業です。 デザイナーの仕事は、空間を創造するだけではありません。創造した空間を現実のものとするためには、多くの人とコミュニケーションを行う必要があります。
そのためには、頭の中のイメージを、他人が分かりやすいように、的確に表現する必要があります。表現の手段としては、言葉、図面、模型、スケッチ、CADによるパースなど、様々なものがあります。今回はスケッチの演習です。

2点透視図の基礎
スケッチは2点透視図で描きます。まず、2点透視図について理解しましょう。
牛乳パックを勘で描く
厳密に精確なスケッチを描くわけではありません。とにかく勘で描いてみましょう。
牛乳パックを理屈で描く
勘で描き慣れたら、少し理屈を勉強してみましょう。理解が進むと思います。
大学を描く
牛乳パックが描ければ、同じ理屈で建物も描く事ができます。
課題1の最終成果品の提出
- 大学キャンパスの適当な場所を選んでスケッチする
- 2点透視で描くこと。
- 描く場所は自由だが、スケッチの訓練に適した構図を選ぶこと。
- A3の紙1枚に描くこと。
- コピーではなくオリジナルを提出すること。
- 製図ペン、サインペンなどで描くこと(鉛筆やシャープペンは不可)。
- 着色しなくても良い。
- スケジュールは、Top Pageを確認。