■データ比較に使う演算子■
通常、C言語などはデータの大小を比較する場合、<>=の記号を用いる。
しかし、IDLでは<>の記号はまったく別の意味をもつので注意されたし。
+ | 加算 |
- | 減算と符号の反転 |
* | 掛け算、ポインタ |
/ | 割り算 |
< | データの大きいほうを選ぶ |
> | データの小さいほうを選ぶ |
^ | 指数 |
## | 行列の掛け算 |
MOD | 割った余り |
<>記号について補足すると、ややこしい仕組みなので「使わな方が吉」と言える。
なので、C言語などのようにデータの純粋な比較には以下の演算子を使う必要がある。
EQ | Equal だから等しい |
NE | Not equal だから不等 |
GE | Greater than or equal to〜 だから以上 |
LE | Less-than or equal-to〜 だから以下 |
GT | Greater than〜 だから越える |
LT | Less than〜 だから未満 |
つまり、C言語のA >B はIDLだとA GT B となる。
またIF文などの条件式でIF(A+BがCより大きく、また、C-BがAと等しければ)〜などとしたいときは以下の演算子を用いる。
AND | 両者 |
OR | どちらか |
NOT | どちらも |
上の条件式を表記すると、IF ((A+B GT C)AND (C-B EQ A))となることがわかる。
補足:上の条件式に( )をいくつか付けているが、別になくてもIDLは認識する。
IF A+B GT C AND C-B EQ A でもよい。
以上をまず覚えるべし!