第八回 測量コンテスト
第八回 測量コンテスト
2013年8月4日 於:高知工科大学
後援
国土交通省 四国地方整備局
国土交通省 国土地理院 四国地方測量部
日本測量協会 四国支部
総合優勝
高知工業高等学校 夜も測量チーム
敢闘賞
大阪工業大学 土木文化研究部Dチーム
努力賞
高知工業高等専門学校 グリーンゲッツ
高知工科大学 Sugiyama Bozu
精密機器使用部門
自作機器使用部門
総合優勝
高知工科大学 Sugiyama Head
測量結果:46.0cm
今回のコンテストにおける最確値 45.0 cm
審査員
東京大学 名誉教授 村井俊治
国土地理院 四国地方測量部 千葉浩三
測量技術センター 四国支所長 西村千行
今回は,精密機器部門13チーム,自作機部門3チームでの戦いでした.精密機器部門13チームは,これまでの最多チーム数で,激戦が予想されました.
今回のターゲットは,高知工科大学本部棟の南正面に掲げられている文字の「O」で,その外縁の高さを測ることをテーマとしました. このテーマは,自作部門のチームには,若干有利なものなので,たくさんの参加を期待していましたが,たった3チームしか参加してもらえなかったのは残念です.
当日は,太平洋高気圧に覆われて,開会前の11時は,良く晴れていました.しかし測量開始後30分から次第に雨が降り始め,その後.降ったり止んだりの天候で,傘を出したりビニール袋をかけたり,様々な対策をとりながら挑んでくれました.通常は,測量時間は2時間と制限していましたが,今回は2時間を越える作業もOKとしました.ただし,報告書提出の締め切りは今まで通りの時間で仕上げてもらいました.
今回の最確値は,あらかじめレーザースキャナで計測した値を元にしました.すると45.0cmということが解り,この文字は設計の段階で45cmの仕様だったようです.
精密機器部門の総合優勝は,高知工業高等学校のチームで,平均二乗誤差は僅か0.6mmでした.続いて,大阪工業大のチームが4.2mmでした.意外と苦戦されたようです.近づいて測るよりも遠くから測ったチームの方が好成績の傾向でした..
自作機器部門の総合優勝は,これまで4年連続で近畿測量専門学校のチームでしたが,今年は天体望遠鏡とデジカメを利用した高知工科大学のチームが1cmの精度で測り,総合優勝しました.
次回も,この文字を使ったテーマにしようと考えています.
共催
高知県建設系教育協議会