画像による判読

 

キーワード

 光・電磁波

 色

 分光反射特性

 植生指標

 AVNIR2センサ


演習課題

 本講義で使用する画像は,日本の地球観測衛星「だいち(ALOS)」に搭載されているAVNIR2センサです。分解能は10mですが,近赤外域も観測しているので,画像から土地被覆分類も可能です。

    AVNIR2_kami.tif


このファイルをダウンロードし,QGISで表示させましょう(このファイルは,学外からはダウンロードできませんので,ダウンロードは学内で行ってください).この画像は,既に幾何変換がなされています。


これまで保存して来たQGISのプロジェクトファイル「GIS17.qgs」をまず開いて,その後「レイヤー」メニューから「ラスターレイヤーの追加」を選択してAVNIR2.tifを開きます.


投影座標系(CRS)は,JGD2000 / Japan Plane Rectangular CS IV です.他のデータとうまく重ならない場合は,CRSを確認してください.ファイルフォーマットは,tif形式です.各種ブラウザで直接見ることができますが,位置情報も付与されているGeoTiFF形式となっています.


QGISでは,画像上のマウスポインタの位置でのRGBの値を読み取ることができます. 情報を見たいレイヤーをクリックしたうえで,「ビュー」メニューの中の「地物情報表示」を選択して下さい.



今回は,ラスタ計算機を用いて正規化植生指標(NDVI)画像を作成してもらいます。


一通りの作業が終わったら,今回も「ファイル」メニューから「プロジェクトの保存」をしておきましょう.そして,自宅の位置と自分の好きな場所を撮影した位置におけるNDVIの値を読み取ってください。


この画像は2月に取得されたものですが,現地と照合して検討すると,NDVIが0.4以上が森林,-0.3以上0.4未満が草地・農地,-0.3未満が水域・市街地・裸地と言えます。この値は画像によって異なりますから,計算されたNDVIごとに検討する必要があります。


この値を用いて,ラスタ計算機により,水域・市街地・裸地が値1,草地・農地が値2,森林が値3となるような分類画像の作成を試みてください。


今回の課題は,自宅位置と写真撮影地におけるNDVIの値を平面直角座標と伴に送付して下さい.課題フォーマットは,半角英数文字のコンマ区切りとします.


皆さんの撮影した位置は,シェープファイルにまとめてあります.

photo.zip


課題送信先メールアドレス:mstakagi@ugs.kochi-tech.ac.jp

    Subject:GIS演習10

    Contents:

   

○○先生,

○○専攻 ○年 ○○○○です.

地理情報システムの演習課題10について回答します.


自宅, X, Y, NDVI

写真, X, Y, NDVI

<署名>



締め切り:7月13日12時00分

締め切りを過ぎての提出,課題の不備については,減点となります.